全国の競艇場とコースの特徴 | 予想に重要なコース特性や水質を解説
2020/06/15
全国には24箇所の競艇場があり、コース毎に異なる特性·水質があります。
選手によってもコースの得意不得意があるため、コースの特徴を捉えて予想しましょう。
日本各地の競艇場、コースの特性と水質
【関東地区】
桐生競艇場
- レースの特徴
標高が高く、モーターのパワー・出足は弱め。年間を通じナイター開催。 - 水面特性
冬~春は「赤城おろし」と呼ばれる強風で水面が荒れることがある。夏場は穏やかな水面でまくりが効く。
戸田競艇場
- レースの特徴
カドまくりが決まりやすく、ダッシュ3艇の出番が多い。1コースの1着率が低い。 - 水面特性
コース幅が狭く、1マークをスタンド寄り、2マークを対岸寄りに大きく振っている。
江戸川競艇場
- レースの特徴
枠なり進入がほとんどだが、流れがあるので水面対応力が問われる。
波乗り巧者の出番だ。 - 水面特性
全国で唯一河川を全面的に使用している。
上げ潮、下げ潮と流れがあり、風向きで荒れる。
平和島競艇場
- レースの特徴
1マークを振っておりバック斜行にも厳しい。ダッシュ勢のまくりと差しが決まりやすい。 - 水面特性
マンション群に囲まれ、風の影響を受ける。春~夏は追い風、冬は向かい風が吹き抜ける。
多摩川競艇場
- レースの特徴
走りやすいので全速で攻める選手が多い。
逃げとまくりが競り合うことで、高配当が飛び出す。 - 水面特性
「日本一の静水面」と呼ばれており、風の影響も少ない。
パワーとスピードが優先される。
【東海地区】
浜名湖競艇場
- レースの特徴
広大な競走水面でスピードが優先する。
まくり差しが入りやすく、筋舟券が成立しにくい。 - 水面特性
浜名湖の西岸に位置しており全国でも有数の広さを誇る。
冬は追い風、夏は向かい風だ。
蒲郡競艇場
- レースの特徴
年間を通じてナイター開催。
インが強いが、センターからのまくりも効き、多彩なレース展開が見られる。
2マークでの逆転劇も多く、迫力あるレースが多い。 - 水面特性
1マークのバック側は全国一の広さで、握って回れる全国有数の高速水面。
風の影響も少なく穏やかな水面であるため、スピード戦が繰り広げられる。
常滑競艇場
- レースの特徴
インがスピードをつけて逃げるが、短期決戦では、モーター性能が着順に反映する。 - 水面特性
水位は自動制御で潮位の変化はない。
津競艇場
- レースの特徴
風が弱ければ走りやすくインが強い水面になる。
冬場になるとダッシュ勢の出番も増える。 - 水面特性
春~夏は追い風、冬場は「鈴鹿おろし」の強い向かい風が吹く。
ピット離れも差が出る。
【近畿地区】
三国競艇場
- レースの特徴
ホーム側が広くアウトまくりが届かない。
イン有利も追い風強いと差しも決まる。 - 水面特性
周囲を小高い丘に囲まれたプール型水面でバック側が広い。
1年を通して追い風が吹く。
びわこ競艇場
- レースの特徴
淡水で水が硬い上に標高も高い。
ダッシュ勢の出番が多くまくりも決まる。 - 水面特性
日本一の淡水湖である琵琶湖にあり、標高も高い。
春~夏は沖から風が吹き水面も荒れる。
住之江競艇場
- レースの特徴
イン有利な展開が多いが、2マークに引き波が残る。
ボートが暴れて逆転劇も多くなる。 - 水面特性
コンクリート護岸に囲まれたプール型水面。
工業用水を使用しており水は硬い。一部のレースを除き通年ナイター。
尼崎競艇場
- レースの特徴
「センタープールだからセンターが決まる」と言われてきたが、近年はインが先攻めする。 - 水面特性
夏は「甲子園の浜風」、冬は「六甲おろし」で向風の日が多い。水面は静水面でクセがない。
【四国地区】
鳴門競艇場
- レースの特徴
1マークのバック側を拡幅してからまくる選手が増えてきた。
イン小回りでは残せない。 - 水面特性
1マーク近辺の岸壁が狭まっており、まくりを誘う。冬場は強い追い風が吹き荒れる。
丸亀競艇場
- レースの特徴
1マークの振りが大きく、干潮で向風だとまくりが決まる。
満潮水面は差しの出番が増える。 - 水面特性
防風ネットを設置しているが、冬場は強い向風が吹く。満潮時は2マークが荒れる。
通年ナイター。
【中国地区】
児島競艇場
- レースの特徴
満潮時と干潮時でレースの流れが変わる。
追い風の満潮時には、差しが決まりやすく高配当になる。 - 水面特性
瀬戸内に面して潮位差は大きいが、風の影響は少ないので、穏やかな水面でのレースが多い。
宮島競艇場
- レースの特徴
干潮時は防波堤が防風壁の役目をして走りやすい。満潮時は水面がうねりレースがもつれる。 - 水面特性
最大で4mを超える潮位差がある。
午前と午後から風向きがかわり、スタートが揃わない。
徳山競艇場
- レースの特徴
潮位によってレースの流れが変わる。
干潮時はパワー勝負、満潮時はさばき勝負になる。 - 水面特性
笠戸湾に面しており、斜め追い風が吹く。潮位差は3m超。
冬場の季節風は太華山が遮る。
下関競艇場
- レースの特徴
海水の走りやすい水面で、どこからでも1着が取れる。
広いのでピット離れに差が出やすい。 - 水面特性
海水のプール型水面で、潮位が3mを越えると1マーク手前の堤防から海水が入ってくる。通年ナイター。
【九州地区】
若松競艇場
- レースの特徴
満潮時はイン有利、干潮に向かう時間帯はまくりが決まる。冬場の追い風では差しも決まる。 - 水面特性
2マーク後方から潮が出入りする。満潮時は1マークが潮溜まりになる。通年ナイター。
芦屋競艇場
- レースの特徴
走りやすい水面でパワーとスピードの勝負になる。
若手の積極的な攻めが決まりやすい。 - 水面特性
プール型水面で1マークのバック側に葦の群生がある。
天然の消波装置の役目を果たす。
福岡競艇場
- レースの特徴
1マークの振り幅の影響により、インの占有域が狭いため、センターからのまくりが効きやすい。 - 水面特性
海水に近い汽水。1マークは那珂川の河口に位置し、満潮時には、やや難水面になる。
唐津競艇場
- レースの特徴
向風の強さでレースの流れが変わる。
弱めならインとカド、強いとまくり差しが決まる。 - 水面特性
年間を通じて追い風の日が多い。広い競走水面でスピード優先。ピット離れにも差が出やすい。
大村競艇場
- レースの特徴
全国トップのインの強さを誇る。
風向が変わるのでスタート勘がつかみにくく、ダッシュ勢が攻めづらいためイン有利な展開が多い。 - 水面特性
大村湾に面しており海風が吹く。時間帯によって風向が微妙に変わる。満潮時は2マークが荒れる。
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